両チームともチャンスが少ない中で前半42分、伊東が右サイドでボールを持つと関根がインナーラップでボールを受ける。そのまま中村に渡すと、中村はPA手前のゴール正面から右足一閃。ただGKメルビン・ジンガの正面に飛び、スコアレスで試合を折り返した。
後半はアンジェのペースで進んでいく。そうした中でスタッド・ランスのサンバ・ディアワラ監督は後半27分に新加入DFマルコム・イェンを投入。イェンはこれが加入後初出場となり、ファーストプレーでいきなり自陣ペナルティエリア内で相手を制す守備対応を見せた。
するとスタッド・ランスは後半29分、関根がFWウマル・ディアキテのパスを右サイドで受け、クロスを供給。中村がゴール正面から頭で合わせて待望の先制ゴールを奪った。関根はこれが加入後初アシストで、中村は今季公式戦9点目になった。またディアワラ体制での公式戦5試合目でチームにとっての初ゴールにもなった。
ところが後半ラストプレー、アンジェが波状攻撃を仕掛けるとFWアフマドゥ・バンバ・ディエンがボレーシュートで劇的な同点ゴールをゲット。そのままキックオフを行わずにタイムアップとなり、大会規定により延長戦は行わずPK戦に突入した。
先攻のスタッド・ランスは中村が1人目を担当。ゴール正面へ蹴り込んで成功した。するとアンジェの1人目が蹴る直前、主審が試合をストップ。中継映像ではスタンドからスタッド・ランスGKイェバン・ディウフにレーザーポインターが照射されていたことが示された。アンジェは間が空いてしまったが、バンバ・ディエンが冷静にゴールネットを揺らした。
それでもスタッド・ランスはGKディウフが2人目のキックをセーブ。その後は両チームの成功が続く中、4人目に登場した伊東はGKに触れられながらも右上に決めて成功した。スタッド・ランスは5人目のディアキテも決めて全員成功でタイトル獲得まで2勝に迫っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d59cc8c0747e84ee59530aa881755d17ca0ce26b
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