プロでも間違う救済処置… 一般ゴルファーとは無縁な“レフェリー”って何をする人?
ゴルフの審判と自己責任
ゴルフは「自己判断・自己責任を伴うスポーツ」とされ、一般的なラウンドには審判が配置されません。しかし、競技となると審判が必要なケースもあります。審判の主な役割は「救済措置」の立ち合いです。審判は、ボールが置かれている状況によって適用すべきルールを判断し、プレーヤーがどのように処置すべきかを助言します。特に、カート道に止まったボールの処置など、複雑な状況で役立ちます。
また、プレーファストの観点からタイムキーパーの役割も重要です。プロゴルファーはルールに関する知識を持っていますが、想定外の状況に対処するために審判の助けが必要なこともあります。
一方で、審判がいないラウンドでは、同伴者に判断を仰ぐのが良い方法です。競技委員会が組織されているゴルフ場では、有事の際にレフェリーの役割を担うメンバーがいます。また、JGA(日本ゴルフ協会)のルールテストで審判の知識が評価され、競技での採用時に参考にされることもあります。
ルールを守らない人は同伴者から敬遠されがちです。審判がいてもいなくても、公平性を保ってプレーすることがゴルファーとしてのあるべき姿と言えるでしょう。
