稲見萌寧　来季は国内復帰　公の場で初めて明言「復活を目指す」　スイングを取り戻す

　女子ゴルフの20〜21年賞金女王である稲見萌寧（25＝Rakuten）が、来季の主戦場を日本ツアーとすることを明言しました。千葉県内で行われた「日本生命 稲見萌寧カップ」に参加し、復活を目指すと発表しました。

米ツアーでの挑戦と悩み

　昨秋のTOTOジャパンクラシックを制し、今季から米ツアーに本格参戦した稲見。しかし体調面の不調もあり、18大会中6度しか予選を通過できず、年間ポイントランク104位で来季シードを保持できませんでした。「スイングがごちゃごちゃになり、ゴルフ自体に集中できなかった」と冷静に振り返りつつも、「刺激が欲しかった部分もあり、戦えて良かった」と話しました。

来季の計画と決意

　来年1月のヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ（フロリダ州）には出場予定ですが、その後は日本ツアーの3月開幕に向けて調整を進めます。オフシーズンのテーマは「スイングを取り戻す」ことであり、「余計なことをせず、シンプルなスイングに戻す」との意気込みを見せました。

　21年東京五輪銀メダリストであり、ツアー通算13勝を誇る稲見。彼女が日本ツアーで新たな一歩を踏み出す姿に期待が寄せられています。