GK鈴木彩艶は今夏、シント=トロイデンからファビオ・ペッキア率いる昇格組パルマに加入。昨シーズンのセリエB制覇に貢献したベテランGKレアンドロ・チチソラとのポジション争いを制し、ここまでリーグ戦12試合に出場している。
そんな日本代表守護神について、パルマの地元紙『Parma Today』が29日、特集記事で注目。「スズキはヨーロッパでトップクラスだ。パルマは信頼のおける手に託されたが、(マンチェスター)ユナイテッドに注意しよう」との見出しで見解を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d87af349c5d523dfc847a0848ada0882ea35352d
今季からパルマでプレーする日本代表GK鈴木彩艶

セリエA第13節のアタランタ戦においても、「ザイオンは3失点したが、3度の決定機を阻止し、他にも良いプレーをいくつも見せて際立っていた」と称賛。「ビルドアップや気持ちの面で成長し、パーソナリティがある」と続け、「この若者にとって、セリエAのようなリーグで初めての経験であることを踏まえると、良い度合いのパーソナリティだ」と述べた。
また「ファビオ・ペッキアのGKであることから、低い位置からのビルドアップが求められる。実際、スズキはボールタッチ数543回で、パルマの中で5位になる」と指摘。「完全にプレーに参加している」とチームの攻撃への参加を評価した。
そんな鈴木を巡り、「彼のパフォーマンスが目に留まらないことはなかった」と指摘。過去に関心が伝えられたマンチェスター・ユナイテッドが「スズキの動向を追うことをやめていない」と述べ、プレミアリーグからの熱視線にも触れた。
地元紙は「あの時と比較して、現在は事情が変わった」と主張。マンチェスター・Uの「(アンドレ)オナナは大きな保証を約束しているように見えない」一方で、「ザイオンは成長した」と日本代表GKを評価し、「セリエAは確かにGKを成長させる学校だ。スズキの進化をモニタリングし続けるマンチェスターでも、そのことに気付いただろう」との見解を示した。
