石川遼　逆転賞金王へ挽回誓う「自分が追い上げていけばいいだけ」73で24位出遅れも

　2024年11月28日、東京よみうりカントリークラブで行われた男子ゴルフツアーの日本シリーズJTカップ第1日目で、石川遼選手が奮闘しました。賞金ランク6位からの逆転賞金王を狙う33歳の石川選手は、1バーディー、4ボギーで3オーバーの73を記録し、24位でスタートしました。

　2番パー3でのチャンスを逃したことが響き、ティーショットを1.2メートルにつけるもバーディーパットを決められませんでした。前日には4本のパターを試し、高速グリーン攻略に入念に準備して臨んだものの、グリーン上で苦戦し34パットを要しました。

　石川選手は「横に曲がるラインについたり、読みと強さが合っていないかな」と分析しつつも、ショットの感触は悪くないと前向きにコメント。9番ではフェアウェーからピン側につけてバーディーを奪い、「ここからさらに良くしていきたい」と語りました。

　最多6人が賞金王の可能性を残す最終戦であり、石川選手が09年以来15年ぶり2度目の王座に就くためには、大会3度目の優勝が必須。その上で、賞金ランク1位の平田憲聖選手が単独2位より下になる条件がつきます。まずは残り3日間で8打差をひっくり返す必要があります。

　「こういうこともある。仕方ないし、ここから自分がしっかり追い上げていけばいいだけ」と視線を上げた石川選手の今後の巻き返しに期待がかかります。