【JLPGAファイナルQT 3日目】レギュラーツアー出場権を懸けた戦いの仕組み
第1章:ファイナルQTの概要と選手たちの目標
**JLPGAファイナルQT(クオリファイングトーナメント)**が、葛城(かつらぎ)ゴルフ倶楽部 宇刈(うがり)コース(静岡県)で開催されています。今年のファイナルQTは、103人の選手が来季の出場順位「QTランク」を争う場です。
選手たちが目指すのは、QTランク37位以内。この順位に入れば、来季のレギュラーツアー前半戦でのフル出場権を獲得できます。
第2章:QTランクの決定方法
ファイナルステージは、4日間72ホールのストロークプレー方式で行われます。同スコアの場合、順位は以下の基準で決定されます。
- 最終ラウンドのスコア
- 第3ラウンドのスコア
- 第2ラウンドのスコア
- 最終ラウンドの18ホールからのカウントバック
このルールにより、明確な順位付けが必要となり、「●位タイ」という概念はありません。ファイナルステージに参加した選手は、最低でもQTランク104位が確定します。
第3章:QTランクが選手に与える影響
QTランク37位以内であればレギュラーツアー出場権を獲得できますが、QTランク104位以内でも下部ツアーであるステップ・アップ・ツアー全試合に出場可能です。ファイナルまで進んだ選手は、最低でも来季のステップでプレーが保証されるため、選手たちにとって重要な戦いとなっています。
第4章:ファーストステージでの敗退とランク付与
ファイナルQTに進めなかった選手にも、QTランクが割り当てられます。この算出には、「連番制」が採用されています。地区ごとの順位を基に、以下の方法で個人指数が計算されます。
- 個人指数 = 地区順位 ÷ 地区出場人数
例:90人が参加した地区で50位の場合、50÷90 = 0.56
同じ指数の選手が複数いる場合、出場人数が多い地区の選手が優先されます。今年のファーストステージは以下のような人数で開催されました。
- A地区:85人
- B地区:89人
- C地区:90人
この指数を基にランクが決定され、公平性を保つ仕組みが導入されています。
第5章:QTランクが140位以内の場合の展望
ファーストステージで敗退した場合でも、QTランク140位以内に入れば、ステップ・アップ・ツアーの試合に出場できる可能性が高くなります。昨年からステップツアーでもリランキング(途中ランキングの見直し)が導入されているため、出場権が限られる場合もありますが、それでも職場となる試合があることは選手にとって大きな意味を持ちます。
第6章:残り2日間に懸ける選手たちの想い
ファイナルQTも残り2日となり、選手たちは一打の差が来季の出場権を大きく左右する状況です。厳しい戦いが続きますが、選手たちの熱意と努力が光る瞬間が訪れることを期待しましょう。
注目選手:政田夢乃(まさだ ゆめの)さん
華やかなプレーで注目を集める政田さんの活躍に、多くのファンが期待しています。
