桑木志帆(くわき・しほ)のメジャー初制覇への道
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目
2024年11月23日、宮崎カントリークラブ(6497ヤード・パー72)
第1章:ウェアに込めた強い思い
ロブスター柄のパンツが象徴する“つかんで離さない”精神
21歳の桑木志帆(くわき・しほ)は、国内メジャー初制覇を目指し、3日目も快進撃を続けています。その強い思いは彼女のウェアにも表れていました。白地に赤いロブスターがプリントされたパンツが印象的な桑木選手は、4バーディ・1ボギーの「69」でラウンド。3日連続で60台を記録し、トータル12アンダーで首位をがっちりキープしています。
彼女はインタビューでこう語りました。
「あれはザリガニじゃなくて、ロブスターです。お高いエビですよ(笑)。つかんで離さないってわけではないけど、エビが大好きで。おとといの夜には伊勢エビも食べました」。
第2章:メルセデス女王との激闘
竹田麗央(たけだ・れお)との最終組対決
桑木選手は、今季のメルセデス・ランキング1位が確定している1学年下の竹田麗央選手と最終組でラウンドしました。強風や難しいピンポジションが選手たちを苦しめる中、1番ホールでは137ヤードのセカンドショットをピンそば2メートルにつけバーディを奪取。さらに2番ホールでは3メートルのパットを沈め、勢いをつけました。
特筆すべきは9番ホール(パー5)。3日連続で2オンに成功し、5メートルのイーグルパットは惜しくも外したものの、確実にバーディを奪取。この安定感が、他の追随を許さない強みとなっています。
第3章:光るショートゲームと砂への適応力
フェアウェイキープ率50%台でも首位を維持する理由
桑木選手のフェアウェイキープ率は3日間平均で50%、パーオン率も66.7%と特段高くはありません。それでもスコアをまとめられる要因の一つが、彼女の優れたショートゲーム力です。
8番パー3ではバンカーからのリカバリーで50センチに寄せ、13番パー5では難しいライからピンそばに運ぶ巧みなショットを披露。彼女は言います。
「バンカーは昔から練習していました。小学生の頃、練習場にあったバンカーで3時間くらい打っていたこともあります」。
さらに、宮崎カントリークラブ特有の黒土の砂にも対応。彼女は「砂が硬いように感じても意外と柔らかい部分があり、スピンをかけやすい」と語り、その適応力を証明しました。
第4章:メジャー制覇へのカウントダウン
完全優勝へのラストスパート
スタート時点で2位と3打差だった桑木選手。このリードをキープしたまま最終日を迎えます。このまま逃げ切ることができれば、日本選手としては史上11人目、12度目の完全優勝となります。
彼女は冷静にこう述べました。
「あまり意識していないけど、差が縮まったら意識しちゃうかも。でも、明日が初日だと思って頑張ります」。
さらに、勝利への意気込みをこう締めくくりました。
「明日もロブスターのパンツでプレーしようかな。自然体で頑張ります」。
第5章:結論と展望
桑木志帆、未来への挑戦
桑木志帆選手は6月のツアー初優勝から勢いに乗り、2024シーズンを締めくくるメジャー3勝目を目指しています。彼女の自然体のプレースタイルと強い精神力が、この快挙を引き寄せる原動力となるでしょう。果たして、ロブスターのパンツがもたらす幸運と共に、彼女はメジャータイトルを手にすることができるのでしょうか。