東京マラソン2026 結果と体験|自分で走ってわかったリアル

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東京マラソン2026 結果と体験|自分で走ってわかったリアル
2026年最新】東京マラソン結果まとめ

今年も東京の街がランナーで埋め尽くされた。2026年3月1日に行われた東京マラソン2026。エリートの部では男子はタデセ・タケレ選手(エチオピア)が2時間03分37秒で大会連覇を飾り、女子はブリジット・コスゲイ選手(ケニア)が2時間14分29秒という日本国内最高記録を叩き出した。日本勢では男子の大迫傑選手が2時間05分59秒で12位に入り、鈴木健吾選手らとともにMGC出場権を獲得している。速報を見て「やっぱり世界は速いな」と唸った人も多いだろう。でも、この大会の本当の主役はエリートだけじゃない。今回は実際に私が一般ランナーとして参加した体験をもとに、スタートからゴールまでのリアルを包み隠さず書いていく。

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スタート前の戦場〜都庁前は試練の連続

午前7時、新宿駅の改札を抜けると、もう人の波だった。ゼッケンをつけたランナーが改札を出るたびに立ち止まり、案内板をキョロキョロ見回す。トイレに行きたいのに、駅のトイレはどこも長蛇の列。結局20分並んでようやく済ませた。都庁に向かう地下道はランナーでぎゅうぎゅうで、歩く速度はまるで亀。ウォームアップどころじゃない。周りのランナーも「これが噂の東京マラソンの洗礼か…」と苦笑いしていた。

手荷物預けは各ブロックごとに分かれている。私はCブロックだったので、案内表示を頼りに預け場所まで歩くが、またここでも列。預けるのに15分はかかった覚えがある。当日は晴れで気温は16度ほど。スタート時は少し肌寒いくらいだったが、じっとしていると風が冷たい。ウインドブレーカーを着て待っている人も多かった。私も薄手のレインコートを着てスタートの時を待った。ちなみに、ゲート締切は8時45分。これを過ぎると最後尾スタートになるらしく、周りからは「遅れたら終わりだぞ」と冗談交じりの声が飛んでいた。

号砲とともに〜沿道の熱気に押されて

9時10分、車いすの部に続いてエリートと一般ランナーが順次スタート。私がスタートラインを越えたのは号砲から10分ほど経ってからだった。最初の1キロは完全に渋滞。周りのペースに合わせてゆっくり入るしかない。でも、それが逆に良かった。序盤で飛ばしすぎると後半に響く。新宿大ガードをくぐり、早稲田通りに出ると沿道の景色が一変した。

「がんばれー!」という声が途切れない。老若男女問わず、手を振ってくれる子どもたち、太鼓を叩いて応援してくれる学生たち、そして企業の応援団。浅草雷門前の沿道は特にすごくて、人垣が二重三重になっていた。知らない人から名前を呼ばれて「えっ」と思ったら、ゼッケンに名前をプリントしていたからだ。それに気づいてからは、声をかけられるたびに手を挙げて応えるのが楽しくなった。

銀座に入ると応援の言語が一気に多様になる。英語、中国語、フランス語、スペイン語。海外からの参加者がとても多くて、沿道の応援もインターナショナルだった。まるで海外のメジャーマラソンを走っているような錯覚に陥る。15キロあたりまでは「東京マラソンって最高じゃん」と思いながら余裕で走っていた。

中盤から後半へ〜見えない壁がやってくる

20キロを過ぎ、日本橋を折り返したあたりから体に異変が起きた。右のハムストリングスがピクピクし始めたのだ。そういえばスタート前のストレッチが不十分だったかもしれない。トイレに時間を取られすぎたせいだ。25キロ地点の給水所でバナナをもらい、ポカリを飲んでしのぐが、30キロの壁というやつはやはりやってきた。

脚が悲鳴を上げる。ペースが1キロあたり30秒は落ちた。周りを見ると、歩いているランナーもちらほら。佃大橋の上りで心が折れそうになったが、沿道の「あと少し!」という声に助けられた。実は35キロ付近でスマホを落とすというハプニングがあった。拾ってくれたのは外国人の女性ランナーで、「Here you go!」と笑顔で手渡してくれた。一瞬立ち止まってハグするような形になり、涙ぐみそうになった。マラソンは孤独なスポーツだと思っていたけど、そんなことはなかった。

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東京駅の石畳〜ゴールの瞬間とそのあと

40キロ。東京駅の石畳が目の前に現れたとき、足の裏がジンジンした。でもゴールはもうすぐだ。丸の内のビル群が見えてきて、沿道の声援が最高潮になる。ラスト200メートル、スパートをかける余裕なんてなかったけど、なんとか笑顔でフィニッシュラインを通過。タイムは3時間38分12秒。目標のサブ3.5(3時間30分切り)には届かなかったけど、完走できただけで嬉しかった。

ゴール後は怒涛の流れ作業だ。まず完走メダルをかけられ、フィニッシャータオルを渡される。この瞬間は本当に誇らしい。しかしその後、手荷物受け取りまでが結構歩く。足が棒のようになっている身にはこたえた。受け取り場所も混雑していて、自分の荷物が出てくるまで10分ほど待った記憶がある。着替え用の更衣テントはあるけど、ここも大行列。私は寒さに耐えきれず、その場でウインドブレーカーだけ急いで羽織った。

ゴール後に知ったエリートの結果

スマホを再起動して初めてエリートの結果を知った。男子はタデセ・タケレ選手が連覇、女子はコスゲイ選手がとんでもないタイムで優勝。日本勢では大迫選手が意地を見せてMGC切符を掴んだ。あの天才ランナーたちが走った同じコースを、自分も(タイムは全然違っても)走り切ったんだと思うと、不思議な感覚だった。自分のゴール後も銀座のスポーツバーでレースを見直し、ビールを片手に「ここ、さっき走ったよな」と画面を指さしながら友人と盛り上がった。

東京マラソンを走ってわかったこと

まず、スタート前のトイレ問題は思っている以上に深刻だ。集合時間に余裕を持って着いたつもりでも、全然足りない。手荷物預けのオプションを付け忘れると預けられないから要注意。ランニングポーチやウエストバッグに荷物をまとめて走る覚悟がいる。沿道の応援は本当に力になるので、ゼッケンに名前をプリントするのは絶対おすすめ。アミノバイタルの給水所やバナナ、あんパンなどの補給も充実しているから、何かあったらそこを目標に走るといい。途中、足が攣りそうになったら迷わずストレッチ、無理は禁物。

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向いている人と向かない人

東京マラソンは初心者におすすめかと聞かれれば、半分イエスで半分ノーだ。この時期の都内は気温が安定せず、暑い年もあれば寒い年もある。コース後半のアップダウンは少ないからタイムは出やすいけど、人の多さに圧倒される。一人で淡々と走りたい人には向かないかもしれない。逆に、お祭り気分を楽しみたい人、旅行気分で日本を満喫したい海外ランナーには最高の舞台だ。私はこの経験を終えて、また出たいと思った。次こそは、サブ3.5を達成してやる。

[紹介元] マラソン速報 東京マラソン2026 結果と体験|自分で走ってわかったリアル
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