山下美夢有の完全Vにバランス軽めの“新パター”が奏功 「グリーンとマッチしてくれた」

　大王製紙エリエールレディス最終日、エリエールゴルフクラブ松山で行われた試合で、山下美夢有（23、加賀電子）が5バーディ・2ボギーの「68」をマークし、初日から首位を守り続けた完全優勝を果たしました。山下は4日間（パー71）の最少ストローク新記録となるトータル22アンダーで今季2勝目、通算13勝目を手にしました。

　クラブとパターの変更 山下は今季初優勝した「富士通レディース」から大きくクラブ構成を変えていませんが、今週からオデッセイの『2-BALL TEN』パターに変更。このパターはストロークしやすく、バランスが良いため、良好なフィーリングとグリーンとのマッチングで成果を上げました。

　優勝への道 山下は「軽めのバランスのパターでタッチが合ってきた」とコメント。これまでの重いパターではストロークが合わず、今回の変更が功を奏しました。最終戦ではグリーンの状況に合わせて使用パターを決定する予定です。

　ボールとクラブの勝率 今季36戦目でボールの最多勝はスリクソンの19勝。竹田麗央が8勝し、岩井姉妹や小祝さくら、山下美夢有もそれぞれ勝利を収めています。パターではオデッセイが最多の22勝を記録しています。

　シューズの勝率 シューズでは「ニューバランス」の着用者が36戦中16勝を達成。竹田麗央が8勝、岩井千怜が3勝、山下美夢有が2勝を挙げています。