第1章: ザ・アニカ・ドリブン最終日に挑む渋野日向子（シブノ ヒナコ）
米フロリダ州のペリカンGCで開催された「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」の最終日、渋野日向子（シブノ ヒナコ）はCMEランク60位以内の選手に与えられる最終戦出場権を目指して戦いました。しかし、惜しくも届かずCMEランク64位で終わりました。
第2章: 苦しい一日、そして見つけた課題
前日の「65」ストロークで順位を急上昇させた渋野でしたが、最終日は2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「74」でスコアを落とし、トータル1アンダー・34位タイとなりました。「本当に悔しい一日でしたが、来年に向けて課題を見つけられたのは収穫です」と彼女は前向きにコメントしています。
第3章: 安定した成績を求めたシーズンの振り返り
渋野は2024年シーズンを振り返り、「去年の今頃はショットが安定しなかった」と述べました。シーズン序盤は、2月の「ホンダLPGAタイランド」から4試合連続で予選落ちという厳しいスタートでしたが、4月のメジャー「シェブロン選手権」でようやく予選を突破。「やっと今年のスタートラインに立てました」と語るほどの厳しい状況でした。その後は「全米女子オープン」で2位、「KPMG全米女子プロ選手権」では7位とメジャーでの健闘も見られ、2季ぶりにシードを復帰。しかし、シーズン中盤以降は再び苦戦が続きました。
第4章: 米ツアーで感じる成長と課題
2022年から米ツアーに本格参戦し、来年で4年目を迎える渋野ですが、「英語力はまだまだですが、声をかけてくれる仲間も増えました」と笑顔を見せます。「TOTOジャパンクラシック」で帰国した際には、リディア・コ（ニュージーランド）が主催した寿司会にも参加し、国際的な選手としての絆を深めた経験がありました。
第5章: 新たな目標とオフシーズンの取り組み
オフシーズンには、辻村明志（ツジムラ アキユキ）コーチと共に理想のショットを追求していく予定です。「まだまだ安定していないが、少しずつやることを減らして、理想を明確にしていきたい」と渋野は意欲を見せています。体力強化も必要だと考え、「基礎体力をしっかりつけていきたい」と基礎からの鍛錬を決意しました。
第6章: 来年への決意
来年の目標については、「自信はまだありませんが、1回は優勝を目指したい」と語り、成長を誓う渋野。さらに、日本人選手の増加も歓迎し、「切磋琢磨して頑張れたら良い」と意欲を見せました。
2025年シーズンのさらなる飛躍を誓い、今季を締めくくった渋野日向子。