賞金ランク5位の石川遼「今は誰が賞金王になるか分からない」2度目の戴冠も視界に

　男子ゴルフのダンロップフェニックスが11月14日から4日間、宮崎・フェニックスCC（7042ヤード、パー71）で開催されます。先週の三井住友VISA太平洋マスターズで今季2勝目、ツアー通算20勝目を挙げた石川遼（33＝CASIO）は、13日にプロアマ戦に出場して最終調整を行いました。

　大会前の最終調整 18ホールを回った石川は、「セカンド地点もグリーン周りもラフが難しい。（ボールが）ちょっと沈む。例年と芝の状況が違う」とコースの印象を語りました。この大会には3年連続で14回目の出場となり、08年には2位に入った経験がありますが、これまで優勝争いに加わることができていません。

　賞金王レースの展望 先週の優勝により、石川は賞金ランク16位から5位に浮上しました。トップの平田憲聖とは約3000万円差で、今大会で優勝して賞金4000万円を獲得すればトップに立つ可能性もあります。石川は「今は誰が賞金王になるか分からない状況」と分析しつつも、目の前のプレーに集中する考えを示しています。

　混沌とした賞金王レースの行方に注目が集まる中、石川遼の今季3勝目に期待が高まります。