富士通レディース最終日:山下美夢有、劇的なプレーオフで今季初優勝!
<富士通レディース 最終日◇10月13日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6697ヤード・パー72>
山下美夢有(やました・みゆう)、劇的なプレーオフ勝利で今季初優勝!
10月13日に開催された富士通レディース最終日で、山下美夢有(やました・みゆう)がトータル14アンダーで首位に並んだ**古江彩佳(ふるえ・あやか)**をプレーオフで破り、今季初の優勝を飾りました。
バーディラッシュでリード、しかし苦しい時間帯も
首位と2打差の6位タイからスタートした山下は、前半からバーディを量産し、順調なスタートを切ります。特に、11番ホールを終えた時点でスコアを7つも伸ばし、単独首位に躍り出ました。このまま独走かと思われましたが、13番ホールからまさかの連続ボギーを喫し、一時は苦しい時間帯もありました。
18番ホールでの勝負、魂のパーパット
首位タイで迎えた最終18番ホールでは、かなり距離のあるパーパットを残すというピンチに直面。しかし、山下はこの重要な場面で意地を見せ、見事なパーパットを沈めて優勝戦線に踏みとどまりました。この魂のこもった一打には、会場中から大きな歓声が上がり、ギャラリーも彼女の闘志に圧倒されました。
プレーオフでの勝利
プレーオフの2ホール目で、古江彩佳(ふるえ・あやか)がボギーを叩いた一方、山下はパーでしっかりとまとめ、今季初優勝を手中に収めました。
優勝インタビュー:涙ながらの感謝の言葉
優勝インタビューでは、山下は声を詰まらせながら、涙で今の思いを語りました。
「今年はなかなか優勝に届かず、苦しい戦いが続いていました。でも、あきらめずに自分を信じて、そしていつも支えていただいているスポンサーの皆さま、応援してくださるギャラリーの皆さま、そして一番近くで支えてくれている家族、いつも本当にありがとうございます」
この言葉には、今季の苦しい戦いを乗り越えた彼女の強い感謝の気持ちが込められています。
残り5試合への意気込み
また、山下は優勝への感謝の気持ちとともに、今後の目標についても次のように語りました。
「こうして優勝で恩返しすることができてとても嬉しいです。残り5試合、自分らしいプレーで優勝を目指してがんばりたい」
ここまで何度も優勝争いに加わりながらも、あと一歩届かない悔しいシーズンを過ごしていた山下にとって、この勝利は格別なものとなりました。これからのシーズン終盤戦に向けて、ますます注目が集まります。
古江彩佳(ふるえ・あやか)の健闘
古江彩佳(ふるえ・あやか)も、この日見事なプレーを見せ、優勝に一歩届かなかったものの、終始強い精神力でプレーオフまで競り合いました。彼女の今後の活躍にも期待が高まります。
まとめ
富士通レディース最終日は、山下美夢有(やました・みゆう)が劇的なプレーオフで今季初優勝を果たすというドラマチックな展開で幕を閉じました。苦しい時間帯を乗り越え、最後まで諦めなかった彼女の姿は、多くのファンに勇気を与えました。今後の活躍にも期待がかかる山下選手、そして惜しくも2位となった古江選手の両名に注目が集まります。
この勝利は、山下にとって大きな転機となることでしょう。
