「構えやすい顔でやさしいクラブしか使わない」と語る9月3勝の平田憲聖 中古店で買った8000円の4番UTは何だ?

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「構えやすい顔でやさしいクラブしか使わない」と語る9月3勝の平田憲聖 中古店で買った8000円の4番UTは何だ?

 9月に「フジサンケイクラシック」「シンハンドンヘオープン」「パナソニックオープン」で3勝を挙げた平田憲聖選手。月間3勝は2001年の伊澤利光以来、史上5人目の快挙です。今シーズンはここまで4勝を挙げ、賞金ランキングで首位を独走しています。

 平田選手はルーキーイヤーの2022年からミズノとクラブ契約を結び、キャディバッグの中身はほぼミズノのモデルで揃えています。ドライバーはミズノ『ST-X230』(10.5度)、シャフトはフジクラ『24ベンタスブルー』(6X、45インチ)を使用。3番ウッドはテーラーメイド『Qi10フェアウェイウッド』(15度)を選択しています。

 特に注目すべきは、平田選手が使用する4番ユーティリティ(UT)です。彼が愛用するのは2010年モデルのミズノ『MP FLI-HI』(24度)。「中古店で8000円ほどで購入したクラブですが、飛びすぎないのがいい」とのこと。最近のクラブはテクノロジーの進化で想定外に飛んでしまうことがあり、グリーンを狙う際には命取りになりかねません。「昔のモデルですが球が上がりやすく、飛びすぎないのでコントロールしやすいです」と語り、このクラブが手放せない存在になっています。

 平田選手は、狙ったところに打つためにまず気持ちよく構えられる顔を重視し、”やさしさ”を基準に新旧のモデルを織り交ぜて14本を構成しています。中学時代からお世話になっているミズノに恩返しをする意味でも、38年ぶりの快挙を目指してまい進しています。

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