大阪人の平田憲聖、つい本音「賞金王になれるよう、頑張ります!
パナソニック・オープン最終日
地元での初優勝を果たした大阪府吹田市出身の平田憲聖選手は、表彰式で思わず本音を漏らしました。「賞金王になれるよう、頑張ります!」と力強く宣言。これまでは「目の前の一勝を大事に」と控えめに語っていましたが、念願の優勝を果たし、多くの応援者に囲まれる中で本心を隠すことはできなかったようです。
試合は1番ホールでバーディーを取った後、パーが続く展開で、首位の清水選手と全く同じペース。しかし、平田選手は「悪天候になるほど僅差の勝負になる。自分に向いている」と冷静にチャンスを待ちました。
8番ホールで清水選手がボギーを叩き、9番パー4では平田選手が第1打を右のOB方向に打ち込むも、ラフに止まったボールは打ちやすい位置に。残り151ヤードを9番アイアンで打ち、1.5メートルにつけると、そこから4連続バーディーが始まりました。
「調子が良いわけではなかったが、そんな時にどんなショットが出るか分かるようになった」と語る平田選手。4日間でボギーはわずか1つ、直近4戦で3勝を挙げるなど絶好調。年間4勝達成は、2009年に18歳17日で達成した石川遼選手、2013年に21歳279日で達成した松山英樹選手に続く史上3番目の若さです。
「そんな偉大な選手たちの次に名前を残せるなんて、身が引き締まります」と謙虚に語る平田選手。石川選手と松山選手はいずれもその年の賞金王に輝いており、「ここまで来たら、意識しない方がおかしいでしょう」と意欲を見せました。残り7試合で、平田選手が2人を超えることができるかが今後の注目ポイントです。