【渋野日向子】倉庫から復活したパターで攻めのゴルフ!

スポンサーリンク
【渋野日向子】倉庫から復活したパターで攻めのゴルフ!

クローガー・クイーンシティ選手権 2日目:渋野日向子(しぶの・ひなこ)の巻き返し

1章:試合前半の苦境

2024年9月20日、米オハイオ州TPCリバーズ・ベンドにて開催された「クローガー・クイーンシティ選手権」2日目。前半のパープレーにより予選落ちの危機に直面していた渋野日向子(しぶの・ひなこ)は、後半で3つのバーディを奪取し、見事に週末への切符を手にしました。「1アンダーでは予選通過が無理かと思っていましたが、18番ホールのパー5でバーディを決められてよかったです」と渋野は試合後に語りました。結果、トータル2アンダー・52位タイまで浮上し、予選通過を果たしました。

2章:遅れを取り戻す2日目の巻き返し

初日は1オーバー・83位タイと出遅れた渋野日向子。1カ月ぶりの試合に加え、直近の「ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン」での棄権と「AIG女子オープン」での予選落ちが続いており、2カ月近く決勝ラウンドを戦えていない状況でした。そのため、2日目の巻き返しが必要不可欠なラウンドとなりました。「後半は集中力を保ち、良いプレーができました」と渋野は振り返ります。

3章:勝負を決めたパーセーブとバーディ

特に勝負の分かれ目となったのは、14番ホール。2打目をグリーン奥に外しながらもパーを拾い、続く15番ホールでもグリーン右バンカーから2メートルにつけ、ここからのパーセーブに成功しました。このパーセーブが流れを作り、16番ホールでは10メートル近くのパットを沈め、18番ホールでは1.2メートルのバーディを決め、見事にカットライン上に滑り込むことができました。

4章:ウェッジが勝利の鍵

今回の試合では短い番手がカギとなりました。「2番ホールでも、横に4メートルくらいの位置につけられました。昨日も今日もウェッジでのプレーが大事でしたね」と、渋野は語ります。フェアウェイキープ率は8回と低めでしたが、チャンスを作り続けた結果、予選通過を果たしました。「パットが入らず、イライラすることもありましたが、最後は予選通過できてホッとしました」とコメントしています。

5章:復活のための試行錯誤

この日、31パットだった渋野ですが、前日は28回とグリーン上での試行錯誤が続いています。さらに、パターを変更し、2019年の「AIG女子オープン」で優勝時に使用していた「シグマ2 アンサー」を再投入しました。「久々に倉庫から取り出したので大丈夫か不安でしたが、問題なく使えました」と笑顔で話します。過去に好印象を持っていたこのピン型パターで再挑戦し、少しずつ自分の感覚を取り戻そうとしています。

6章:前向きな精神的変化

渋野にとって最も大きな変化は、気持ちの面です。「昨日も今日も、まだまだやれると思えたし、残り2日間も攻め続けたいです」と語り、精神的な前向きさがプレーに反映されている様子がうかがえます。以前は守りに入ってしまうことが多かったと振り返りますが、今は「攻め」の気持ちが強くなり、それが自身にとって大きな変化だと感じています。細かい部分での改善点は残っているものの、週末の「攻めの姿勢」に期待が高まります。

まとめ

渋野日向子(しぶの・ひなこ)は、2日目のバックナインでの素晴らしいプレーを通じて予選通過を果たし、気持ちの変化とともにさらなる進化を遂げようとしています。今後の試合でも、その「攻めの姿勢」を武器に、更なる活躍が期待されます。

続きを読む

スポンサーリンク