松山英樹に10勝目をもたらしたパター「クラフツマン」【キャメロンマニア宣言】
松山英樹の10勝目を支えたクラシカルパター
タイガー・ウッズや松山英樹が長年愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第43回では、松山にPGAツアー10勝目をもたらしたパターを紹介します。
10勝目をもたらしたハンドクラフトのクラシカルパター
8月のフェデックスセントジュード選手権で、松山英樹はPGAツアー10勝目を達成しました。その時、彼の手に握られていたのはエースパターのタイムレスではなく、『クラフツマン』でした。
クラフツマンは、その“ハンド”スタンプが示す通り、キャメロン氏がハンドクラフトしたクラシックスタイルのパターです。松山のクラフツマンは、スクエアなヘッドのルックスが特徴的です。
一見すると難しそうな印象を受けるこのパターですが、ブレットソール(bullet sole = 弾丸が削ったソールという意味)と呼ばれるソールの溝によって重量が四隅に配分され、スイートエリアが広がっています。つまり、見た目はクラシカルでハードでも、実はやさしいというハイテクモデルなのです(松山のパターは、ソールの溝が樹脂で埋められています)。
今後の使用については、グリーンの状態次第で未定とのこと。次の勝利を挙げるとき、松山の相棒に選ばれるのはタイムレスか、それともクラフツマンか、注目です。
