２年連続年間女王・山下美夢有が今季初Ｖに王手「全体的にリズムが良かった」「明日も伸ばせるように」

　2位からスタートした山下美夢有は、5バーディー、ボギーなしの67でラウンドし、通算12アンダーで単独首位に立ちました。今季初優勝に向けて大きな一歩を踏み出しました。

　1番ホールでは10メートルを超えるバーディーパットを沈め、2番ホールでも2メートルのショットを決めて連続バーディーを達成。首位タイで迎えた最終18番ホールでは3メートルのバーディーパットを成功させ、このホールでボギーを叩いた菅楓華に2打差をつけて最終日を迎えます。

　山下選手は「今日はまずまず。全体的にリズムが良かった。100ヤード以内が大事になると思っていて、良い流れでプレーできた」と振り返りました。

　今季はまだ勝利がなく、前週のソニー日本女子プロ選手権では6度目の2位に終わりました。パリ五輪では表彰台まであと一歩の4位で、悔し涙を流したことも。昨年の最終戦、JLPGAツアー選手権リコー杯以来の通算12勝目に向けて、残り一日。「とりあえず目の前のことに集中して、明日もしっかり伸ばせるように頑張りたい」と意気込みを語りました。