米国女子ツアーの最新動向と日本勢の活躍
米国女子ゴルフツアーは先週がオープンウィークとなり、今週は注目の欧米対抗戦「ソルハイムカップ」が開催されます。2週間のオフを経て、いよいよ来週から秋のシーズンに突入します。ここで、今シーズンの日本勢のスタッツに注目して振り返ってみましょう。
日本勢の活躍と海外メジャー制覇
2023年の米国女子ツアーでは、9人の日本選手が参戦中です。その中でも、笹生優花選手が「全米女子オープン」、古江彩佳選手が「アムンディ・エビアン選手権」を制覇し、海外メジャーで2勝を挙げる快挙を達成しました。また、ルーキーとして参戦している3選手も奮闘を続けており、日本勢の活躍が際立っています。
今回は、日本選手の中でも特に注目されているスタッツ、『平均ストローク』について詳しく見ていきます。
平均ストロークとは？
年間を通じて最も優れた平均ストロークを記録した選手には、名誉ある『ベアトロフィー』が授与されます。平均ストロークは、ゴルフ選手にとって非常に重要な指標の一つで、スコアが低ければ低いほど優れたプレーヤーとされています。そのため、多くのトップ選手がこの栄誉を目指して日々競い合っています。
ネリー・コルダ vs 古江彩佳の激しいトップ争い
現時点で平均ストローク1位に立っているのは、アメリカのネリー・コルダ選手です。彼女の平均ストロークは『70.044』で、60台のスコアまであと一歩のところまで迫っています。今シーズン、ネリー選手は春先に5試合連続で優勝するなど、6勝を挙げる驚異的な活躍を見せましたが、最近はやや調子を崩しています。それでも、再び栄冠を目指して巻き返しを図っています。
一方で、日本の古江彩佳選手は『70.057』と僅差でネリー選手を追いかけています。彼女はシーズン中、72ラウンド中31回を60台でラウンドしており、安定した高パフォーマンスを維持しています。古江選手が岡本綾子選手以来となる1988年の栄冠を手にするか、今後の展開に期待が集まります。
西郷真央選手の活躍と日本勢の現在の順位
ルーキーイヤーを迎えている西郷真央選手も、平均ストローク『70.761』で堂々の9位にランクインしています。彼女の活躍は、日本ゴルフ界にとって明るいニュースとなっています。その他の日本勢の現時点での順位は以下の通りです。
- 2位：古江彩佳（70.057）
- 9位：西郷真央（70.761）
- 36位：笹生優花（71.444）
- 40位：畑岡奈紗（71.467）
- 50位：西村優菜（71.610）
- 68位：吉田優利（71.941）
- 88位：勝みなみ（72.154）
- 116位：渋野日向子（72.528）
- 141位：稲見萌寧（73.088）
まとめ：秋のシーズンに期待高まる日本勢
今シーズンの米国女子ツアーでは、日本勢が各々のポジションでしっかりと結果を残しています。特に、古江彩佳選手とネリー・コルダ選手の平均ストローク1位争いは、今後の注目ポイントです。秋のシーズンに突入し、日本選手がさらに活躍することを期待しましょう。