狙うは“初の公式戦V”と“4台目のカメラ” 阿部未悠は4差逆転目指し最終日へ「メジャーチャンプってかっこいい」

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狙うは“初の公式戦V”と“4台目のカメラ” 阿部未悠は4差逆転目指し最終日へ「メジャーチャンプってかっこいい」

ソニー 日本女子プロ選手権 3日目

 3日目に「67」を記録した阿部未悠が、トータル12アンダーの3位タイまで浮上し、メジャー初優勝への挑戦権をつかみました。

 スコアメイクの鍵となっているのはパターです。沖縄特有の芝であるパスパラムが敷かれたグリーンで、3日間の平均パット数は『28.33』と好調です。「ベントとは転がり方もイメージの作り方も違いますが、悪いイメージはありません。自分がイメージしているスピードと実際のものが合っているかを気にしています」と語り、この日も1番ホールで5メートル、17番ホールで6メートルのパットを決め、リーダーボードを駆け上がりました。

 「ニンジンがぶらさがってますね完全に(笑)」と阿部選手。今年からソニーが冠スポンサーとなったこの大会では、優勝者に同社商品の“詰め合わせ”が副賞として贈られます。その中にはデジタル一眼カメラ『α9Ⅲ』や広角レンズも含まれており、写真撮影が趣味を超えて好きな阿部選手にとって大きなモチベーションとなっています。「メジャーだから獲りたいのはもちろんですが、カメラも欲しいです」と語り、目を輝かせました。

 現在、阿部選手は3台のカメラを所有していますが、まだソニー製は持っていません。「現場にいるカメラマンさんのカメラもソニーが多いので、すごく気になっていました。できれば4台目が欲しいです」と語り、沖縄のコースでプレーする間も「景色を撮りたいと思っています。今朝、虹が出ていたんですが、あんなに濃い虹は本州では見られないので」とカメラマン的視線も忘れません。

 「メジャーチャンプってかっこいいですよね。特別感もありますし、複数年シード(優勝者に付与される3年シード)など、メジャーで勝つことの意味は他にもあります。今回じゃなくても諦めずにチャレンジし続けたいです」と意気込みを語りました。

 ツアー初優勝が4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」というのも、カメラとの縁を感じさせます。首位の竹田麗央との差は4打。もちろんコースでは、選手として最大限の力を発揮するつもりです。優勝トロフィーとカメラを手にし、最後の記念写真に収まりたいと願っています。

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