ソニー日本女子プロゴルフ選手権事前情報
1. 古江彩佳、凱旋試合に臨む
7月の海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」で優勝を果たした古江彩佳選手が、いよいよ日本での初戦に挑む。沖縄県に位置するかねひで喜瀬カントリークラブで開催される「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」は、彼女にとって大きな注目を集める舞台となる。
日本の仲間たちからの祝福を受け、「優勝してから時間は経つのですが、皆さん『おめでとう』と言ってくださるので、すごくうれしい」と古江選手は笑顔で語った。次なる目標は、日本のメジャータイトル奪取だ。
2. 台風の影響を受けながらも順調な準備
古江選手は、2週前に「AIG女子オープン」を終え、27日(火)に帰国。しかし、台風10号の影響でスケジュールが変更され、当初の予定より早く日本に戻ることとなった。地元・神戸での調整も前倒しし、30日には沖縄入り。予定外のスケジュール変更にもかかわらず、焦りを見せずに対応した。
「アメリカでは移動で練習ができないことも多かったし、練習ができない日が1日プラスされたくらい」と、落ち着いた様子で語り、米国での経験がこの状況にも生きていることをうかがわせる。
3. 沖縄特有のコースとコンディション
月曜日から本格的な練習を再開。プロアマや練習ラウンドを通じて、コースコンディションに調整を進めた。沖縄特有の芝質に対しては、「ラフが深く見えなくても意外と重く感じる」と警戒を払っており、過去の経験を生かしつつも慎重な姿勢を保っている。
古江選手は日本で通算7勝を挙げているものの、メジャータイトルはまだ手にしていない。今回の試合では「日本がつくタイトルを取ることが目標です」と強く語り、その目標に向けて全力で挑む決意を見せている。
4. 精神的な準備と沖縄のパワー
沖縄に早く到着した古江選手は、空いた時間に「神の島」とも呼ばれる久高島(くだかじま)を訪問。「神様に挨拶しに行きました」と、手を合わせ、特別なパワーを授かったことを明かした。
古江選手は「日本はギャラリーが多いので、盛り上げられる存在でありたい」と、ファンへの期待にも応えたいという強い思いを口にしている。彼女の凱旋試合でのパフォーマンスに、多くの期待が寄せられている。
5. 今後の予定とメジャー女王の責任
今後、古江選手は「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」など、10月半ばまで日本での試合に臨む。まずは凱旋試合となる今回のソニー日本女子プロゴルフ選手権で、大きな結果を残すことを目指している。
メジャー女王としての誇りと責任を胸に、日本のファンの前でどのようなプレーを見せるのか、注目が集まる。