吉田優利(よしだ ゆうり)、輝かしいスタートを切る
1. 初日快進撃の幕開け
FM選手権の初日、TPCボストンで行われた大会で、ルーキーイヤーを迎えた吉田優利(よしだ ゆうり)が、自己最高の滑り出しを見せました。彼女は4バーディ・1ボギーの「69」をマークし、首位に1打差の3アンダーで暫定2位タイという好成績を収めました。この日、彼女のプレーが光り、多くの注目を集めました。
2. 名門コースでの戦い
アーノルド・パーマーが設計したTPCボストンは、米国男子ツアーでも使用される名門コースです。WOWOWのインタビューで、吉田は「今日はピンポジションが難しく、ショットをビタッとつける場面は少なかったですが、パッティングが良い転がりを見せてくれました」と初日のプレーを振り返り、厳しい条件下でもしっかりと結果を出したことを示しました。
3. バーディとボギーのバランス
吉田は4番ホールでバーディを先行させた後、5番ホールでボギー。しかし、6番ホールでバウンスバックを見せ、後半では12番から連続バーディを奪取しました。特に最終18番パー5では、難しいピンポジションにもかかわらず、冷静に対処しパーセーブを達成。このホールでのプレーについて、「今日のピンポジションはサードショットにプレッシャーがかかる設定でしたが、バンカーショットが上手くいき、最後はフチからボールが転がり入ってくれたのが一番嬉しかったです」とコメントしました。
4. 課題克服と成長
8月上旬の「ポートランドクラシック」以来、約4週間ぶりの実戦となったこの大会。その間、吉田はショットの調整に時間を費やし、課題を克服しました。「ショットは自分が思う球の出る回数が増えてきました。もともと高い球を打つタイプでしたが、それが戻ってきた感じがします」と述べ、フェアウェイキープ率とパーオン率で高い数字を示した彼女は、自信を取り戻しています。
5. 次なるステージへの挑戦
今大会終了後のランクにより、ポイントランキング上位者のみが出場できる秋のアジアシリーズへの出場権が決まります。現在127位の吉田にとって、シード権獲得に向けてポイントを積み上げることは重要です。「頭をフル回転させながらプレーし、最後は良いパーで終わることができました。これが明日につながれば嬉しいです。しっかり練習して、休んで、明日も良いプレーができるように調整したいです」と意気込みを語り、このチャンスを生かしたいという強い思いを表明しました。