ゴルフ界で最も有名な橋／いまさら聞けないセントアンドリュース

　2024年の最終メジャートーナメント「AIG女子オープン（全英女子）」は、スコットランドのセントアンドリュース オールドコースで開催されています。このオールドコース18番のフェアウェイを横断するスウィルカン・バーンに架かる小さな石造りの橋は、ゴルフ界で最も有名な橋とされています。600年以上前にさかのぼるその起源は諸説あり、羊飼いが家畜を水辺に連れていくのを助けるために造ったという説もあります。この壮観なロケーションは全ゴルファーの憧れの撮影スポットとして人気を集めています。

　男子メジャー「全英オープン」では、キャリアや全英からの引退を決めた名選手たちがこの場所でファンに別れを告げてきました。メジャー最多18勝を誇る“帝王”ジャック・ニクラスは2005年の全英で輝かしいキャリアに終止符を打ちました。2015年の全英では歴代2位の全英通算5勝をマークしたトム・ワトソン、英国の英雄ニック・ファルドも大会参戦に区切りを付けました。最終日、この橋を渡って今季最後のメジャータイトルをつかみ取る選手は誰になるのでしょうか。