須藤弥勒の励みは長嶋茂雄氏　最下位発進も「長嶋さんと同じように思い切りできた」

　（2024年8月22日、北海道の桂ゴルフ倶楽部、6651ヤード、パー72）で、ジュニア4冠の13歳、須藤弥勒（ゴルフ5/太陽自動車）がツアーデビュー戦に挑みました。

　初日はイ・ナリ、村田歩香と午後組でスタート。1番ホールでは1Wでフェアウェーを捉え、同組の2人よりも飛距離が出ました。しかし、全長6651ヤードのタフなコースに苦戦し、8番でトリプルボギー、9番でダブルボギーを叩き、最下位の85でラウンドを終えました。

　それでも実戦から2年ぶりということもあり、85はある程度想定内のスコアでした。須藤は「長嶋茂雄さんが（デビュー戦で）3打席三振したように、同じように思い切りできたので良かったです」と笑顔で振り返りました。実際には長嶋氏は4打席4三振でしたが、父・憲一さんからは「長嶋さんのようなレジェンドでも失敗したのだから、おまえも失敗しても大丈夫だよ」と励まされていました。

　プロトーナメント初挑戦での予選通過は厳しくなりましたが、須藤は「今日は練習と同じようにできなかったので、明日は楽しくできることをやれたら良いと思います」と気持ちを切り替えています