
冨安は2021年にイタリア1部セリエAのボローニャからアーセナルに加入し、左右のサイドバック(SB)とセンターバックをカバーするユーティリティーなDFとしてチームを支えてきた。アルテタ監督からの評価は高く、昨季終盤も優勝争いの中で左SBのレギュラーとして重用された。
その一方で、毎シーズン負傷離脱を繰り返しており、この3年間のリーグ戦出場は21試合、21試合、22試合。怪我との戦いで、継続性に欠ける点が課題となっていた。今季は膝の負傷で出遅れ、プレシーズンマッチには1試合も出場していない。
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ティアニー、ジンチェンコ、キビオルよりは冨安の序列が上か
アーセナルは今夏、ボローニャからイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを獲得したが、その取引の際にはボローニャが冨安の復帰を希望していたことも明らかになっている。
そうしたなかで、「TBR Football」は「アーセナルの冨安健洋の売却についての本音」と日本代表DFの去就について特集。「デッドラインまでに適切なオファーがあればアーセナルが冨安を売却する可能性はある」と今夏の移籍について完全に否定はしていなかったが、「アルテタは冨安のすべてが大好きだ」と指揮官からの信頼が厚いことを強調したうえで「アーセナルは冨安の前にほかの3人のDFの売却を望んでいる」と冨安以上に退団の可能性が高い選手たちがいると伝えていた。
「もし(アーセナルで)プレーできないのであれば、冨安も当然ほかのクラブへの移籍を考えるだろう。この25歳はプレミアリーグのどのチームでもスカッドをより良くすることができる。しかし、それはそれとして、アーセナルは冨安よりもほかの3人のDFの売却を望んでいる。それは(スコットランド代表DF)キーラン・ティアニー、(ウクライナ代表MF)オレクサンドル・ジンチェンコ、(ポーランド代表DF)ヤクブ・キビオルだ。その決断はアーセナルファンにとっても驚きを与えるものではないだろう」