ボールについた泥をグリーン面で拭きとったらペナルティ?
ゴルフのルールについて、詳しく説明しますね。雨でぬかるんだ状況で打ったボールがなんとかグリーンに乗り、マークした後、ボールについた泥をグリーン面できれいに拭き取ったところ、仲間からクレームが出たとのことですね。この場合、ペナルティはどうなるのでしょうか?
以下の選択肢から正解を選んでみましょう。
1.グリーンの芝でボールの泥を拭くと、グリーン面に触れる違反で1罰打。そのままプレー。
2.グリーンの芝でボールの泥を拭くと、グリーン面のテストと見なされ2罰打。
3.グリーンの芝でボールの泥を拭いても、グリーン面をテストする意図がないので無罰。
正解は「3」の無罰です。グリーン面で泥を拭き取る行為は「テスト」と誤解されることがあるため、注意が必要です。「李下に冠を正さず」の格言に従って、泥がついたボールはちゃんとタオルで拭いましょうね。
また、ゴルフの新ルールでは、ボールが汚れた場合、いつでも拾い上げて拭くことができるようになりましたが、すべての泥を拭いて取り除くと1打のペナルティになることにも注意してください2。マナーを守りつつ、スムーズなプレーを心掛けましょう。
<ゴルフ規則>(抜粋)
規則13.1e:故意にグリーンをテストしてはならない。ラウンド中、または規則5.7aに基づくプレーの中断中に、プレーヤーはパッティンググリーンや目的外グリーンをテストするために次のいずれかの行動を故意に行ってはなりません。
表面をこする
球を転がす
例外:ホールとホールの間では、プレーヤーは終了したばかりのホールのパッティンググリーン上や、練習パッティンググリーン上で、その表面をこすったり球を転がすことができます。規則13.1eに違反してパッティンググリーン、または目的外グリーンをテストしたことに対する罰は一般の罰です。