韓国ではシミュレーションゴルフのチャンピオンが実際のツアーでも優勝を飾るというニュースがありました。しかし、多くのアマチュアは人工マットでの練習を実際のラウンドで生かせないという悩みを抱えています。一生懸命にコースで練習しているだけでは、芝慣れ以上の上達は難しいことも事実です。
1. 具体的な課題を持って練習する
練習量や環境におけるネガティブな要素に目を向けるよりも、「どんな練習を」「どうやるか」という具体的な課題を持ってポジティブに取り組むことが、ラウンドでの上達を実感しやすくなります。アメリカでも、スイング作りや数値の管理、クラブのフィッティングなど、ゴルファーの課題に合った取り組みを行う文化があります。
2. シミュレーションでの「ラウンド」を活用する
コースに行く頻度が高い人なら、インドアでのシミュレーションラウンドは確実に「コース慣れ効果」を期待できます。同じクラブばかり練習する人は、コースで打つ「その番手の1球目」を想像しながらプレーするのが苦手です。シミュレーションラウンドをしておくと、実際のラウンドと同じプレーの仕方が身につき、緊張の度合いも少なくなります。
3. 本番では試せない「プレッシャー」に挑戦する
シミュレーションゴルフでは、他の要素を厳しくすることでコースでは試せない部分を鍛えることができます。難しいコースのフルバックティーから狭いエリアをドライバーで狙ったり、厳しいピン位置に向かって攻めるなど、プレッシャーの中でうまく打てるのかを試すことができます。
スイング作りや練習、コースラウンドにおいて、「一生懸命」数をこなすだけよりも、「自分なりの工夫」をしている人のほうが限られた時間の中で上達を実感できています。その点ではインドアレンジでのシミュレーションゴルフなどの環境は、様々な「質」に着目した練習をするのに最適な場所といえるでしょう。
素晴らしいゴルフライフを楽しんでください!
