日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテスト第1次予選が進行中ですが、その隣にひっそりと行われている「ティーチングプロ競技会」にも注目が集まっています。この大会は、ティーチングプロがツアーに出場するための予選会となっているのです。
プロテストとティーチングプロの違い
現在のJLPGAには、ツアーを目指すトーナメントプレーヤーと、ゴルフの普及・指導に努めるティーチングプロフェッショナルの2つの資格が存在します。それぞれの目的や過程は異なります。
トーナメントプレーヤー: プロテストに合格し、QTで上位に入ってツアーに出場し、結果を出すことを目指します。
ティーチングプロフェッショナル: ゴルフの指導普及を図るための資格で、実技はありますがプロテストほど厳しくありません。資格取得までには講習を受ける必要があり、3年かかります。
ティーチングプロ競技会とQT
JLPGAは一時期、QTの門戸を会員以外にも開いていましたが、2019年以降はJLPGA会員以外はQTに出場できなくなりました。QTの順位が下位であったり、アマチュアなど資格を持たない場合は、主催者推薦枠でプレーしています。
ティーチングプロ競技会は、プロテスト以外のトーナメント出場の別ルートとして位置づけられています。昨年からは一部のティーチングプロしかQTを受けられないように変更され、今年は上位15選手がQTへの切符を手にしました。
ツアーへのステップ
これらの15人は、11月19日から行われるQT 1stステージからファイナルステージに進むことで、ツアー競技に出場できるチャンスを手にします。ステップ・アップ・ツアーでも活躍する選手が出てくる可能性もあります。プレQTからQT、そしてツアーへのルートに注目してみるのも面白いでしょうね。
