吉田優利選手、CPKC女子オープン最終日で健闘
吉田優利選手の奮闘
CPKC女子オープン最終日、アールグレイGC(カナダ)で行われた大会で、吉田優利選手は今大会初の60台となる「69」をマークし、トータル2アンダー・25位タイという結果を残しました。前日の「75」からの大きな後退を取り戻す形で、有終の美を飾りました。
前半の快進撃
大会を中継するWOWOWのインタビューで吉田選手は、「前半で少し伸ばしたかった。後半はもう少し伸ばせたらよかったけど、昨日の借金を返せたのでよかった」と語っています。特に前半のプレーは見事でした。5番パー3でミドルパットを決めて初バーディを奪い、8番パー4では残り73ヤードの2打目を手前2.5メートルにつけてスコアを伸ばし、続く9番パー3でも下り4メートルほどのラインを読み切り連続バーディを奪いました。
鬼門の後半
後半は11番で4日連続となるボギーが来てしまいました。吉田選手は「バックナインがすごく難しくて、11番は一日もパーが取れなかったのですごく悔しい。またいつか来たらバーディを取りたい」と悔しさをにじませています。しかし、12番でバウンスバックに成功し、そのままフィニッシュまで粘り強いプレーを続けました。
小技の冴え
16番では惜しくも「チップイン未遂」がありましたが、全体を通して小技が冴えた4日間でした。吉田選手の平均パット数は『28』で、ロングパットの距離感や1メートルほどの返しがしっかりと決まっていたため、大きくスコアを崩すことはありませんでした。
次週の「ポートランドクラシック」に向けて
来週の「ポートランドクラシック」後には、シーズン終盤戦の出場試合数を左右する第2回リシャッフルが行われます。吉田選手は、「自分の立場としては成績を残さないといけないので、しっかりいいゴルフをしないといけない。自分のなかでイメージがよくなっている。試合までに調整して、いい準備をしたい」と意気込みを語っています。ポイントランキングは130位から121位に上昇しており、次の大会がまさに正念場となります。
吉田優利選手の今後の活躍に期待が高まります。
