大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日:原英莉花が挑戦を完遂
概要
大会名:大東建託・いい部屋ネットレディス
日程:最終日(21日)
場所:ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)
コース情報:6505ヤード・パー72
原英莉花の挑戦
**原英莉花(はら・えりか)は、師匠である尾崎将司(おざき・まさし)**から課された「2日連続で67以上」の課題を遂に達成しました。第3ラウンドでは最終9番ホールでダブルボギーを叩きながらも「67」で回り、27位からスタートした最終ラウンドでは6バーディ・ボギーなしの「66」をマークしました。
川崎春花との対比
優勝した**川崎春花(かわさき・はるか)**とは12打差の16位。「あっ! そうか、そうですよね。でも、この順位じゃジャンボさんは見てくれてもないかも。なんとも思ってないと思いますよ」と少し自虐的に笑ったあとに、目線を上げて胸を張りました。「でも、バーディ合戦でしっかりバーディは取れた。課題だった一つもクリアといっていいのかわからないけど、なんとかできた。そこは、これからの自信になると思います」。
師匠との約束
高校生のときに正式に弟子入りしたジャンボには「2日連続で67以上を出したら、不調から脱出したと認めてやる」と言われ続けてきました。パー72での自己ベストは「65」。しかし、プロデビューから最終日を除いて「67」以上はこれまで25度あったが、翌日のチャレンジにはすべて失敗していました。2週前の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」でも第3ラウンドを「67」で回りながら、最終ラウンドは「70」と伸ばし切れませんでした。
今大会の振り返り
今大会は旧知のキャディ、ジェイソン・イッズ氏と久しぶりにタッグを組みました。第3ラウンドの9番ホールでは2打目をグリーン左のバンカーに入れ、そこからまさかの“ホームラン”でOB。この日も同じバンカーに入れたが、「きのうはすごくライが悪かった。きょうは“お願いします”という感じでバンカーまで歩いていました」。ピンまで15ヤードのバンカーショットをピンそば2メートルにつけてバーディ。「キャディさんとバーディで賭けていたんです」と“勝利”のカフェオレをゲットし、リベンジも完了しました。
次のステップ
来週は今季2度目のオープンウィーク。次戦の「北海道meijiカップ」は欠場するため、2週間のオフとなります。次戦は8月9日からの「NEC軽井沢72」。26度目の挑戦で一つ殻を破った原英莉花は「しっかり自分を分析する2週間にするつもりです」と強いトーンで話しました。
未来への期待
ツアー5勝のうち4勝は10月以降に挙げました。夏休みが終われば、“秋女”の季節も間近。お楽しみはこれからです。
結論
原英莉花が挑戦を遂に達成し、自信を深めた大会となりました。次の挑戦に向けての準備期間を有効に使い、更なる飛躍が期待されます。
