セベ・バレステロスの代名詞、1979年の全英で放った“駐車場ショット”を振り返る

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セベ・バレステロスの代名詞、1979年の全英で放った“駐車場ショット”を振り返る

セベ・バレステロスの伝説的な“駐車場ショット”

 セベ・バレステロスは、スペイン出身のゴルフ界のカリスマであり、数々のスーパーショットでファンを魅了しました。彼のクリエイティブなプレースタイルと創造力は、ゴルフの常識を覆すものでした。特に1979年の全英オープンでの一幕は、彼の伝説を象徴しています。

 最終日、強風が吹き荒れる中、セベは2位からスタートし、16番ホールでピンチに陥りました。ティーショットは大きく右に曲がり、ラフのさらに右、特設の駐車場まで飛んで行ってしまいました。フェアウェイから60〜70ヤードも外れ、ボールの前には黒い車がありました。

 競技委員は無罰でドロップできると説明し、セベはショートアイアンでグリーンを狙いました。打球はピンの右6メートルのバーディチャンスに。2パットでも上出来という場面で、彼は白球をカップの真ん中に流し込みました。これが有名な“駐車場ショット”であり、セベは1アンダーでメジャー初優勝を果たしました。

 その後、彼は84年と88年にも全英オープンを制し、80年と83年のマスターズでも栄冠に輝いています。彼のプレースタイルはアグレッシブでしたが、素顔は誰に対しても変わらず優しい人でした。

 セベ・バレステロスの勇姿は、ゴルフファンにとって忘れられないものとなっています。彼の笑顔と才能を称え、彼の偉業を永遠に記憶に刻みましょう。

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