海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、この試合を最後にチームを離れる松木玖生には、割れんばかりの拍手と歓声が送られた。
その様子を見守った一人、FC東京の日本代表DF長友佑都は、松木の“可能性”について試合後このように話した。
「可能性は、無限じゃないですか。彼のサッカー選手としての実力もそうだし、人としても、強さとかパーソナリティという意味では非常に楽しみな、日本サッカー界にとってもこれからの宝だなと思います」
本当に想像以上の厳しさが彼に待ち受けていると思います
海外移籍するFC東京MF松木玖生へ…長友佑都が「本当に想像以上の厳しさ」を強調したワケ https://t.co/fcP1EKjvlf 詳しくは⬇️
— サッカーニュースQoly(コリー) (@Qoly_Live) July 14, 2024
長友は、2018年から2020年にかけてトルコの強豪ガラタサライでプレー。「トルコはサッカー熱が非常に高くて、親日国ということで、日本人に対してすごく温かい感じで迎えられるかなと思いますね。僕は本当にトルコが大好きな国だったので、玖生にも伝えましたけど、歓迎されて、彼なら1年で飛躍して、またステップアップできると思っています」と印象を含め語っていた。
「上のガラタサライとかフェネルバフチェとか、4、5チーム強いチームがあります。いい選手もいますし、そういった中で、彼らのアウェイのあの熱狂的な…なかなか日本では感じられない熱というものを彼は感じながら、そこでもう一個ステップアップできるかどうかというところで、彼なら“黄金の道”に進むんじゃないかなと思います」と、成功への期待を語りつつ、こう付け加えた。
「ただ、これからは外国人として、助っ人外国人として見られるので、そこは本当に厳しい、本当に想像以上の厳しさが彼に待ち受けていると思います」
11年間にわたり欧州でキャリアを送った長友は、名門インテルに加え、熱狂的なサポーターがいることで知られるガラタサライやマルセイユに在籍した。常に「重圧」の中でプレーしてきた37歳だからこその言葉だと言えるだろう。
「まあ、彼ならやれるでしょう。最低でも10年は向こうで戦ってきてほしいなと」