普通は絵とか展示する場所じゃないの!? なぜゴルフでは観客のことを「ギャラリー」と呼ぶのか マスターズだけ違う理由は?
ゴルフの観客は「ギャラリー」と呼ばれているのは、舞台の天井桟敷に由来しています。この言葉はもともとラテン語で教会のポーチを意味し、劇場の最も遠い位置にある観客席を指すようになりました。ゴルフの試合会場でも、仮設の観客席からプレーヤーの邪魔にならないよう離れて観戦するため、多くの観客が双眼鏡を使って選手のプレーを遠巻きに見ていました。そのため、選手のプレーを遠くから眺める観衆のことを「ギャラリー」と呼ぶようになったとされています。
一方、マスターズでは観客の呼び名が異なり、「パトロン」と呼ばれています。マスターズはかつてオーガスタナショナルGCの会員の資金援助で運営されていた歴史があり、優勝賞金額は明確に決まっていないため、観客も運営者として携わるという考え方があります。チケットの購入方法もいくつかありますが、マスターズは「夢の舞台」として多くのゴルファーにとって憧れの的です。日本のトーナメントでも気軽にゴルフのプロのショットやラウンド時の振る舞いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
