富士カントリー可児C志野C(岐阜)で行われた日本プロゴルフ選手権大会の初日。石川遼は1つスコアを落として後半16番に進入しましたが、3UTでのティショットが右サイドのOBラインをわずかに越えてしまい、痛恨のトリプルボギーを叩きました。この試合は「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」から2戦連続優勝がかかっている石川遼にとって厳しいスタートとなりました。
多くのギャラリーを引き連れてティオフに立った石川遼。1番ホールでは第1打が右隣の4番(パー3)へ。2打目は同じホールを使い、3打目で“カムバック”してボギーでスタートしました。しかし、ショートパットを決めきれないシーンも多く、石川遼は「うまくいったことを見つける方が難しい。ドライバーを打てば『フォアー!』と言っていたし…」とため息をついていました。
練習場では2週前までの調子を維持している実感もあった石川遼。「やっぱりロケーションに対して、自分のライン、弾道の特性を信じ切れていなかったショットはすごく多かった」と振り返りました。トリプルボギーを叩いた16番では、暫定球が右ラフへ。石川遼は「自分としては結構良いショットだったのが右だということは、もっとラインを左に取らなくてはいけなかった。アドレスの取り方、スイングのミスもあった。立て直す力がなかった」と反省しています。
富士カントリー可児C志野Cはドッグレッグやアップダウンが多いトリッキーなホールが特徴。上位のバーディ合戦に後れを取り、石川遼は60位タイまでのカットラインを見上げて2日目に臨みます。「練習場とコースでスイングがちょっと違うことも自分で感じている。感覚をすり合わせないといけない。自分のペースを崩さないようにロングゲームをすることがこのコースでは大事。もう一回整理して、明日生かしてやりたい」と話して、サイン待ちの列に並びました。
