ツアー通算23勝の横峯さくら選手(38歳)は69で回り、首位と4打差の8位でスタートしました。彼女は3歳の長男と一緒に転戦しており、ツアー史上7人目の「ママさんV」を目指しています。昨年大会2位の桑木志帆選手(21歳)が65をマークして単独首位に立っています。2位には堀琴音選手(28歳)と仁井優花選手(21歳)が2打差で追いかけています。
横峯選手はボギーなしの3バーディーで好発進しました。彼女は「耐えたなって感じ。後半はずっとグリーンに乗っていなかった。1・5メートルぐらいのパットがしっかり決まってくれた」とコメントしています。5メートルを決めた3番と、4番で連続バーディーを記録し、後半の14番でも1・5メートルのバーディーパットを沈めました。今季はQTランキング40位で臨んでおり、最近は3戦連続で決勝ラウンド進出しています。「ショットもだいぶ安定してきた」と語っています。2週前の第1回リランキングで37位に入り、ツアー出場機会を持ち続けていることも頼もしいですね。
2021年2月に長男・桃琉くんを出産した横峯選手は、母として3年目のシーズンを迎えています。息子を帯同して転戦する中で悩みもあったようですが、オンとオフの切り替えに慣れてきたようです。今大会では資生堂が会場内に託児所を設置しており、横峯選手も子供を預けています。「初めて自分でトイレでうんちできるようになりました。すごく感動した」と喜びを語っています。
横峯選手はツアー通算23勝を持つ実力派で、ドライバーの平均飛距離は250ヤードと力強さを増しています。現在はメルセデスランキング87位で、シード復帰を目指しています。「もっともっと上を目指してやっていきたい」と意気込んでいる彼女。ツアー史上7人目の「ママさんV」を達成すれば、素晴らしいシナリオとなることでしょう