＜ホンダLPGAタイランド 2日目＞
◇23日
◇サイアムCCパタヤオールドC（タイ）
◇6576ヤード・パー72
最後は悔しいあがりになってしまったが、大会の冠スポンサーを務めるホンダに所属する岩井千怜が「67」をマーク。
リーダーボードをかけ上がった。
「無我夢中」。連日の暑さのなかでも、集中を切らさずにスコアを伸ばした。
3番でボギーが先に来たが、6番でバーディを奪うと「勢いづけた」。ティが前に出て458ヤードに設定された直後の7番パー5で残り179ヤードのセカンドを、5番アイアンで6メートルにつけると、イーグルパットをねじ込んだ。
2日目はこのイーグルに加え、7つのバーディを奪ったが、その要因になったのがパッティングだった。2アンダーだった初日は、なかなかグリーン上で距離感を合わせられず、歯がゆさも感じていたため、ラウンド後の練習グリーンで“一工夫”。それが奏功した。
「練習グリーンで、スプーンで転がす練習をしたらタッチが合いました。次につながるいい練習ができましたね」
10メートル以上のロングバットをイメージしながらやるこの練習は、距離感が合ってない時にはよく実践するという。パターに近い感覚で振れる3番ウッドが最適だといい、より強く打ち出されるクラブで感覚を合わせていく。そして、これが見事にハマった。
一時は首位に1打差まで迫りもしたが、最終18番パー5で表情を曇らせた。2打目をグリーン手前まで運んだが、ピンが切られていたのは手前とあって、その間にあまり距離はない。だが無理に手前に落とし、バーディを狙おうとしたのが“アダ”になった。
3打目のアプローチが目の前の傾斜をかけおりると、4打目も再び同じミスが出てしまう。さらに5打目は同じ58度のウェッジで大きくピンをオーバー。ダブルボギーにしてしまった。
「バーディを獲ろうという考えがダメだった。あそこならパーというマネジメントが足りない。調子がよくて寄るイメージしかできなかった。（ボールを上げようとフェースを開いた分）リスクが大きかったですね」
ラウンド後には、同組の選手に「どう打てばよかったか」とアドバイスも求めた。返ってきた答えは、『私なら転がして寄せた』だった。「そういう引き出しを本番で使えるように練習したい。経験がなかった。また同じ状況になったらスコアメイクを優先したい」。この痛手も、糧になる。
とはいえ首位とはわずか3打差。残り2日と考えると、ほとんど差はない。それでも考えるのは、「自分のベストを尽くすだけ」。米国ツアーでの優勝争いに参加するため、3日目も自分のプレーに集中する。
（文・間宮輝憲）
＜ホンダLPGAタイランド 2日目＞
◇23日
◇サイアムCCパタヤオールドC（タイ）
◇6576ヤード・パー72
最後は悔しいあがりになってしまったが、大会の冠スポンサーを務めるホンダに所属する岩井千怜が「67」をマーク。
リーダーボードをかけ上がった。
「無我夢中」。連日の暑さのなかでも、集中を切らさずにスコアを伸ばした。
3番でボギーが先に来たが、6番でバーディを奪うと「勢いづけた」。ティが前に出て458ヤードに設定された直後の7番パー5で残り179ヤードのセカンドを、5番アイアンで6メートルにつけると、イーグルパットをねじ込んだ。
2日目はこのイーグルに加え、7つのバーディを奪ったが、その要因になったのがパッティングだった。2アンダーだった初日は、なかなかグリーン上で距離感を合わせられず、歯がゆさも感じていたため、ラウンド後の練習グリーンで“一工夫”。それが奏功した。
「練習グリーンで、スプーンで転がす練習をしたらタッチが合いました。次につながるいい練習ができましたね」
10メートル以上のロングバットをイメージしながらやるこの練習は、距離感が合ってない時にはよく実践するという。パターに近い感覚で振れる3番ウッドが最適だといい、より強く打ち出されるクラブで感覚を合わせていく。そして、これが見事にハマった。
一時は首位に1打差まで迫りもしたが、最終18番パー5で表情を曇らせた。2打目をグリーン手前まで運んだが、ピンが切られていたのは手前とあって、その間にあまり距離はない。だが無理に手前に落とし、バーディを狙おうとしたのが“アダ”になった。
3打目のアプローチが目の前の傾斜をかけおりると、4打目も再び同じミスが出てしまう。さらに5打目は同じ58度のウェッジで大きくピンをオーバー。ダブルボギーにしてしまった。
「バーディを獲ろうという考えがダメだった。あそこならパーというマネジメントが足りない。調子がよくて寄るイメージしかできなかった。（ボールを上げようとフェースを開いた分）リスクが大きかったですね」
ラウンド後には、同組の選手に「どう打てばよかったか」とアドバイスも求めた。返ってきた答えは、『私なら転がして寄せた』だった。「そういう引き出しを本番で使えるように練習したい。経験がなかった。また同じ状況になったらスコアメイクを優先したい」。この痛手も、糧になる。
とはいえ首位とはわずか3打差。残り2日と考えると、ほとんど差はない。それでも考えるのは、「自分のベストを尽くすだけ」。米国ツアーでの優勝争いに参加するため、3日目も自分のプレーに集中する。
（文・間宮輝憲）
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＜ツイッターの反応＞
ミスター890
@hira883岩井千怜がグリーン上で3Wの特効練習で「67」 上位浮上も“最後にワナ”（ゴルフ総合サイト ALBA Net） news.yahoo.co.jp/articles/537b1…
WOWOWゴルフ
@wowowgolf🐘ホンダLPGAタイランド🌞 ✅第2ラウンドハイライト /岩井千怜 一時は首位争いも・・・🔥 無我夢中でラウンドしたバーディ量産の第2日❣ ✅ロングバージョンはWOWOWオンデマンドにて配信中 wod.wowow.co.jp/browse/editori… #LPGA #岩井千怜 pic.twitter.com/LkCAHJThEo
bluelion30839
@bluelion30839岩井姉妹の３日目のシーン⛳️ #岩井千怜 -9(-2) 16位 👉この調子で頑張ろう💪😊 #岩井明愛 +2(+1) 69位 👉苦戦を打破出来るよう頑張ろう⤴️ #ホンダLPGAタイランド #HondaLPGAThailand pic.twitter.com/q1CdwG18Bj
team🅱️level-16✨٩(๑❛ᴗ❛๑)۶👑♠
@team53291529🇺🇸⛳👩米国女子 ホンダ LPGAタイランド 3日目 サイアムCC オールドコース （タイ） 古江彩佳・笹生優花 日本勢トップの通算10アンダー １１位で最終日へ❣️(o^-‘)b🎵 原英莉花・岩井千怜 １６位に浮上⤴️ 畑岡奈紗 34位 渋野日向子 61位 西村優菜 66位 岩井明愛 69位 pic.twitter.com/Ky4yB85rX5
@bluelion30839笹生と古江が首位と6打差11位、原英莉花と岩井千怜は16位、首位はパティ・タバタナキット⛳️ #笹生優花 -10(-4) 11T #古江彩佳 -10(-2) #原英莉花 -9(-5) 16T #岩井千怜 -9(-2) 16T #畑岡奈紗 -6(-2) 34T #渋野日向子 -2(+4) 61T #西村優菜 E(+2) 66T #岩井明愛 +2(+1) 69T #ホンダLPGAタイランド pic.twitter.com/FRAWjI1srI
Akira Terada
@akiraterada1109ホンダLPGAタイランド第3ラウンド途中経過 地元出身P•タバタナキットが2位に4打差をつけ首位独走中 🇩🇰E•ペダ一ソンが2位に浮上 4位T(-10)古江彩佳 8位T(-9)原英莉花 24位T(-7)岩井千怜、笹生優花 28位T(-6)畑岡奈紗 34位T(-5)渋野日向子 58位T(-2)西村優菜 65位T(E)岩井明愛 pic.twitter.com/lYXX4K6mP3
白鳥まりあ♡シンガーソングライターofficial
@shiratori_maria#ホンダLPGAタイランド ⛳サイアムCC オールドコース（タイ）2日目動物賞金総額1,700,000ドル(約2億5500万円)。古江彩佳7位、岩井千怜10位、渋野日向子と笹生優花は17位畑岡奈紗と原英莉花は30位、西村優菜51位、岩井明愛66位。 #ゴルフ #プロゴルファー花伝説♡m.youtube.com/watch?v=5nnenw… pic.twitter.com/C5gktXCi7y
@akiraterada1109ホンダLPGAタイランド3日目序盤のリーダ一ボ一ド 🇹🇭P•タバタナキットと🇸🇪M•サグストロムが暫定首位 日本人選手を見ると、 10位T(-8)原英莉花 14位T(-7)畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳 27位T(-6)岩井千怜 39位T(-4)渋野日向子 48位T(-3)西村優菜 66位T(+1)岩井明愛 pic.twitter.com/rSYWX1YTXt
司
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ライブ配信情報/スカパー/VOD
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2月29日から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで今年の注目選手の意気込みやオフの様子を、本人のコメントとともにお届け。今回は昨季ツアーを引っ張った最強ツインズの岩井明愛と千怜。
海外2試合→沖縄入り 岩井明愛＆千怜の最強ツインズはさらなる飛躍へ「もっと笑顔になるプレーを」【開幕戦注目選手】
姉の明愛は3勝、妹の千怜は2勝。ツアーを最前線で引っ張った最強のツインズ。双子での優勝争い、最終日最終組、プレーオフ、海外メジャー出場…と名勝負を生み出し、昨季は記録にも記憶にも残る1年になった。
ともに特に印象に残っている試合として振り返るのが、双子プレーオフが実現した「RKB×三井松島レディス」。2ホール目にいまや代名詞でもある“直ドラ”で競演。ファンを大いに沸かせた。制した千怜は「それを境に、アグレッシブなプレーができていた」と話す。
一方で、課題として挙げるのが「休みのときのリフレッシュ時間をうまく作れなかった」（明愛）、「天候などにより競技が短縮、中止、順延したときに気持ちの整理がうまくつかなかった」（千怜）というところ。コース内外でのメンタル面の強化が、本格参戦3年目を戦い抜くポイントのひとつになりそうだ。
オフには体幹と体力強化を目的としたトレーニングや100ヤード以内のアプローチに重点を置いて練習に励んできた。2月5日からはタイで合宿を張り遠征へ。そして翌週には欧州女子ツアー「アラムコ・サウジレディスインターナショナルpresented by PIF」に出場。今季初戦は予選落ちに終わったが、ここから一足早くシーズンをスタートさせた。
今週は所属するホンダが冠を務める米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」に推薦出場。海外での2試合を経て、沖縄の開幕戦へと乗りこむ。
パリ五輪の出場権獲得も視野に入れながら、今季目指すのは「国内女子ツアーで5勝、海外ツアーでトップ5フィニッシュ」をふたりの口がそろう。昨年の開幕戦は明愛が6位タイ、千怜が予選落ちに終わった。「応援してくださる皆様がもっと笑顔になれるプレーをしたい」（明愛）、「今年は優勝争いをしたい」（千怜）と意気込むツインズ。自ら記録を塗り替え、より記憶に残るシーズンにしたい。