今年で4回目の開催となるジャパンプレーヤーズチャンピオンシップが、西那須野CC(栃木)で行われます。この大会はジャパンゴルフツアー選手会が主催し、石川遼が実行委員長を務めています。注目すべきは、ツアー史上初めての試みとして、初日の後半9ホールで選手たちがピンマイクを装着してプレーすることです。石川のバッグを担ぐ佐藤賢和氏も一緒にピンマイクをつけます。大会は4日間ABEMAで中継され、視聴者はラウンド中の2人のリアルな会話を把握できるでしょう。
石川遼は「例えば、林の中に入ったときのエッジまで何yd…という会話がギャラリーさんにも聞こえると思うけど、そういうのがゴルフ観戦の面白いところなのかなって」と語っています。ゴルファーらしく、ゴルフをしている時に“価値”を見出したいという考えがあっての取り組みで、まずは石川のみの試みになります。
普段と違う仕様に気を遣う部分が生まれるかもしれませんが、「なにか大会をもうひと盛り上げできないかな」という思いを持って実行されていることでしょう。
「マイクをつけてやるのは新鮮だし、自分でも踏み込んだことをやるなとは思っているけど、中身を聞いて、見てもらえたらわりと面白いんじゃないかな。僕らとしては結構同じことを喋っていて日常だけど」と石川遼。新しいことに挑戦するにあたって課題はつきものです。「負担に思う選手もいると思うので、なるべく『負担にならないけど、やったら誰かが喜んでくれるかも』をポリシーに」。まずは自らのプレーで試してみることでしょう。
前週の海外メジャー「全米オープン」を終え、月曜日(17日)の夜便で日本に帰国した石川遼。時差ぼけの影響もなく、体調は万全な様子です。「時間は短いけどしっかり良い準備して。このコースはパー5がいろんな攻略のしがいがあって面白い」と海外メジャーの舞台から持ち帰った200yd前後の距離の課題にも向き合うつもりだとのこと。石川はあす午後0時40分に1番ティからスタートします。
