岩井明愛、父の日に今季２勝目「優勝できて最高のプレゼントになった」　母の日は双子の妹・千怜がＶ

　千葉・袖ヶ浦ＣＣ新袖Ｃで行われたニチレイレディス最終日。５位から出た岩井明愛（２１）が６４のスコアで回り、通算１３アンダーで今季２勝目を挙げました。通算５勝目を手にした彼女は、父の日に逆転優勝を果たしました。これで彼女は２０日に開幕する「全米女子プロ」に向けて最高の弾みをつけています。

　岩井はピンチをチャンスに変え、グリーン右手前バンカーからの３打目を直接カップインさせて首位に並びました。最終日の残り４０ヤードの３打目をピンそば１・５メートルにつけた７番ホールからの４連続バーディーでスイッチが入り、１６番からは３連続バーディーを決めました。最終１８番ホールで３メートルのパットを沈めて優勝を確信すると、両手を挙げてギャラリーの声援に応えました。

　彼女は妹の千怜が母の日に勝利し、父の日に自分が逆転優勝したことについて感慨深げに語りました。「思い出に残るショットが一つでも打てればと思っていたけど、優勝できて最高のプレゼントになったと思います」と笑顔でコメントしました。

　岩井は「オリンピックのことは頭にあります。世界で戦える自信はあります」と力強く語り、２０日に開幕する「全米女子プロ」での優勝を目指しています。彼女は日本勢５番手に上がり、パリ五輪代表の座を目指しています。

　優勝の余韻に浸る間もなく、彼女は妹の千怜とともに渡米。最高のお土産を持って、２７日開幕の「資生堂レディス」に帰ってくる予定です。