2週前の「全米女子オープン」で2位に入った渋野日向子は、開幕前日の取材で「月曜日は休んでちょっとずつ回復していると思います」と語りました。前週も21位で健闘しており、「全米女子オープンで少し良い感覚を持てたので、ちょっとずつ自分の頭の中もすっきりしてきている。先週も比較的いいボールが打てているホールが多かったので、それがもうちょっと精度が上がればいいなと思っています」と、心の状態とプレーの調子が上向きのようです。
同コース開催の2年前にも出場した渋野は、初日が「75」、2日目が「73」と攻略できず予選落ちに終わりました。「すごくきれいなコースですが、周りのラフやグリーンの読みも難しいホールが多いです。距離が長いホールもあったりするので、難しいっちゃ難しいかな」と印象を語りました。
コース攻略の道筋として、「まずフェアウェイキープを大事にしなきゃいけないホールも多いですし、グリーンに乗せるのも、跳ねるところが多いのでしっかり計算してできたら」とアドバイスしています。
直近3年の優勝者&優勝スコアを振り返ると、23年はアイルランドのレオナ・マグワイアが通算21アンダーで優勝し、22年はジェニファー・カップチョ(米)が通算18アンダーで優勝しました。21年はネリー・コルダ(米)が通算25アンダーで優勝しており、毎年かなりのロースコアが出ています。
今年も競り合いが予想されますが、「やっぱり、しっかりとパー5で取れればいいなと思いますし、なるべく落とさないように。バーディーチャンスにたくさんつけられれば」と話しています。
渋野はいずれも「全英女子オープン」歴代覇者のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)とアリヤ・ジュタヌガン(タイ)と共に、日本時間13日午後9時32分に10番からスタートします。「しっかり4日間上位で戦えるようにがんばります」。渋野らしい笑顔が戻ってきたことを願っています。
大会の模様は連日WOWOWで中継されます
