『“ママさんルーキー”らが活用 JLPGAが託児所設置に込めた思い』

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『“ママさんルーキー”らが活用 JLPGAが託児所設置に込めた思い』

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は、昨季からトーナメント会場に託児所を設置するプロジェクト「JLPGA Welcome Babies & Kids Project Supported by 住友商事」を開始しました。このプロジェクトでは、ママさん選手に安心して競技できる環境を提供しており、昨季は10会場で託児所を設置し、今季のレギュラーツアーでは今大会と「サロンパスカップ」「日本女子プロ選手権」の3試合、下部ツアー4試合、QT全会場で設置予定です。

 選手にはシーズン開幕前に年間の設置予定大会が通知され、運営会社と連携して設置中止の判断ができるようにしています。また、産休制度の適用がシード選手だけでなく、QTランキングなどで出場する選手も含めたTP(トーナメントプレーヤー)登録者全員に拡大されており、利用者が増えることになる見込みです。

 今大会では、1988年のツアー制施行後初の“ママさんルーキー”神谷和奏(かみや・わかな)が託児所を利用しました。神谷はマンデートーナメントを突破し、ツアー出場2試合目で初の予選通過を果たし、28位となりました。彼女は「ゴルフ場に娘と一緒に来られると精神的にも安心するし、良いことしかないですね」と喜んでいます。

 日本でも米国の男女ツアーと同様に託児システムが始まり、女子ゴルフ界はさらに活気を増していくことでしょう。いつか優勝して、子どもと一緒に写真を撮りたいと語る神谷のようなママさん選手が増えれば、託児所も増えることでしょう。

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