　西村優菜は「崩された」週末に悔いも…　
笹生優花の“祝福ウォーターシャワー”に「刺激的です、すごく」

西村優菜は初めての全米女子オープンの決勝に悔いを残した。

全米女子オープン 2024: 西村優菜の挑戦と次なる目標

全米女子オープンの最終日は、ペンシルベニア州ランカスターCCで行われました。コースは6583ヤード、パー70です。

西村優菜選手は、4度目の全米女子オープン出場で初めて決勝ラウンドに進出しました。しかし、週末は連日の「72」でトータル11オーバー、39位タイに終わりました。

2日目の後半5番ホールでトリプルボギーを叩き、続く6番ホールではダブルボギー。これにより2ホールで5つスコアを落とし、予選通過は絶望的と思われましたが、難コースの影響でカットラインが下がり、週末に進むことができました。

西村選手は「いいとこなしでしたね」と振り返り、予選通過に対しても「自分がいいプレーをして通ったわけではないので、情けないプレーをした自分が許せなかったです」と悔しさを滲ませました。

USオープンに向けて積み上げてきたショットが、2日目のティショットを左のブッシュに入れた5番ホールをきっかけに崩れてしまいました。最終日のフェアウェイキープ率は50％、パーオン率は56％と低い数値に終わりました。

今季は国内女子メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」からショットの不調に試行錯誤を繰り返してきました。前戦の「ミズホ・アメリカズオープン」で得た気づきをもとに、ランカスターでの1週間のオープンウィークを過ごしました。

西村選手は「せっかくいいところまで来てたのに、また1からかな」と話し、次戦の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」を見据えています。ショットの調整を行い、再びトップコンディションを目指します。

ホールアウト後、西村選手は笹生優花選手の優勝を見守り、渋野日向子選手や前回ランカスターCCで優勝したチョン・インジ選手とともに祝福しました。「素晴らしいですよね。4アンダーでタフなコースで勝てるのは実力者の証拠」と賞賛し、自身の悔しさを糧に次の挑戦へと向かいます。