昨夏にラツィオへ加入すると、マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会の確保に苦戦した鎌田大地。当初は、1年契約の延長オプション(選手側に行使権)を行使することなく、退団が規定路線とみられていた。
しかし指揮官がイゴル・トゥドルへと交代すると、鎌田の立場は一変。3-4-2-1のボランチやトップ下で起用され、新生ラツィオの中心選手となっており、来シーズンの去就に注目が集まっている。
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今季終了後にラツィオとの契約が期限を迎えるMF鎌田大地

また1974年にラツィオへ初のスクデットをもたらした指揮官トンマーゾ・マストレッリ氏を父に持つマッシモ・マストレッリ氏が、スクデット50周年記念ユニフォームを鎌田に求めた際に断られたとされるエピソードを紹介。「カマダは本気でラツィオの世界に入ろうとしている。日本人選手は自身のチームであると感じている」などとコメントし、ラツィオへの帰属意識の芽生えとの見解を示した。
そんな中、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が地元メディア『Tag24』のインタビューで鎌田の去就に関する質問を受けたことが伝えられている。記者から「カマダは延長オプションを行使するのか? 選手や代理人と話し合いはしたのか?」と問われると、ラツィオ会長が答えた。
政治活動で多忙なロティート会長は「話し合いはしていない。私はこうした話をする時間が持てなかった」と説明。そのうえで「いまはリーグ戦を終えることを考えるべきだ。契約更新や新たな補強などについて考えるのは、その後だ。現在は、残り2試合をしっかりやることを考えるべきだろう。ラスト2試合に集中していこう」と述べ、リーグ戦終了まで選手の去就に関する決断を先送りする意向を示唆した。
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— S.S.Lazio (@OfficialSSLazio) May 14, 2024
